住みながらOK!木造の耐震リフォームの工法について
はじめまして、株式会社オオツキのスタッフです。埼玉県飯能市を拠点に、リフォーム工事や内装仕上工事を長年手がけてきました。
「耐震リフォームって、工事中は引っ越しが必要なの?」という質問、本当によくいただくんです。そうなんですね、多くの方が「仮住まいの手配が大変で踏み出せない」とおっしゃいます。部分的な工事であれば、住みながら耐震リフォームができるケースが多いです。ただし、基礎を根本から大規模改修する場合など、工事内容によっては仮住まいが必要になることもあります。まずはご相談いただくのが一番ですね。
そもそも耐震リフォームって必要なの?
少し専門的な話から始めますね。日本では1981年に建築基準法の耐震基準が大きく改正されました。これを「新耐震基準」と呼びます。それ以前に建てられた住宅(いわゆる旧耐震基準の建物)は、現在の基準を満たしていない場合が多く、大地震の際に倒壊リスクが高いとされています。
飯能市を含む埼玉県でも、1981年以前に建てられた木造住宅は少なくありません。2026年現在、これは築45年以上にあたります。「うちの家は大丈夫かな?」と思いませんか?まずその確認から始めることが大切ですね。
ちなみに私が以前担当したお宅で、築45年の木造平屋のケースがありました。外壁も内装もきれいにリフォームされていたので一見問題なさそうに見えたんですが、耐震診断をしてみると壁の配置バランスが大きく偏っていて、上物はきれいなのに骨格が弱い状態でした。「見た目がきれいでも、骨格が弱いと意味がない」と痛感した経験でしたね。
耐震診断はまず受けてみましょう
耐震リフォームを検討する前に、耐震診断を受けることをおすすめします。耐震診断とは、専門家が住宅の現状を調べ、地震に対してどれくらいの強さがあるかを数値(上部構造評点)で判定するものです。
耐震診断の評点の目安
| 上部構造評点 | 判定 |
|---|---|
| 1.5以上 | 倒壊しない |
| 1.0以上〜1.5未満 | 一応倒壊しない |
| 0.7以上〜1.0未満 | 倒壊する可能性がある |
| 0.7未満 | 倒壊する可能性が高い |
評点が1.0を下回ると、耐震補強工事(耐震リフォーム)が推奨される段階です。診断を受けて「うちは1.0未満でした」という方が、実際のところかなり多いんですよね。
飯能市では、木造住宅の耐震診断に補助金が設けられています。耐震診断費用の2/3以内(上限5万円)の補助が受けられる制度があります(年度ごとに内容が変わる場合がありますので、最新情報は飯能市役所建築課にご確認ください)。診断自体の費用負担を抑えられるのはありがたいですよね。
「住みながらできる」耐震リフォームの工法
さて、ここからが本題です。住みながら耐震リフォームができる理由は、工法の進化にあります。大きく分けると3つのアプローチがあります。
① 壁の補強工法(耐力壁の増設・強化)
木造住宅の耐震性を上げるうえで、もっとも基本的かつ効果的な方法がこれです。地震の揺れに抵抗する「耐力壁(たいりょくかべ)」を増やしたり、既存の壁を強化したりします。
内側から施工する方法では、壁の内側(室内側)に構造用合板や耐震ボードを張って補強します。外壁を触らなくて済む分、生活への影響が比較的少ないのが特徴です。ただ、壁を一度剥がしての作業になるため、その部屋は数日間使えなくなることが多いですね。「リビング→1週間→次は和室」というふうに、エリアを分けながら順番に進めていくことが多いです。
外側から施工する方法は、外壁を剥がして補強材を取り付けるやり方です。室内に影響が出にくい反面、外壁の工事が伴うため費用が高めになることもあります。
② 基礎の補強工法
木造住宅の足元となる基礎も、耐震性に大きく影響します。古い住宅では「無筋コンクリート基礎」(鉄筋が入っていないコンクリートの基礎)が使われているケースがあり、これが割れたり崩れたりするリスクがあるんです。
基礎補強の代表的な方法として、既存の基礎に並べる形で新しい鉄筋コンクリートの基礎を増し打ちする方法や、基礎にひびがある場合に樹脂でひびを埋める方法などがあります。部分的な基礎補強は床下に潜っての作業が中心になるため、居室への影響は比較的少なく、住みながら進められることが多いです。ただし、基礎を根本から全面改修するような大規模工事の場合は、仮住まいが必要になるケースもあります。慎重に!工事の範囲は事前にしっかり確認しましょう。
③ 接合部の補強工法(金物補強)
「柱と梁(はり)の接合部が外れてしまう」ことも、木造住宅が地震で倒壊する大きな原因のひとつです。昔の木造住宅は、柱と土台をただ差し込んで釘打ちしているだけのケースも多く、引き抜かれる力(引張力)に弱い構造になっていることがあります。
これを補うのが耐震金物の取り付けです。ホールダウン金物(柱の引き抜きを防ぐ金物)や筋かいプレートなど、各部位に適した金物を取り付けることで、接合部の強度を大幅に上げることができます。これも壁を一部開口しての作業になりますが、大掛かりな工事にはなりにくいため、住みながらの施工に向いていますね。
工法別の比較表
| 工法 | 主な内容 | 住みながら施工 | 費用感(相場) |
|---|---|---|---|
| 耐力壁の増設・補強 | 構造用合板・耐震ボード張り | ○(エリア分け施工) | 1箇所あたり数万〜十数万円程度 |
| 基礎補強(部分的) | 鉄筋コンクリート増し打ち・ひび補修 | ○(床下作業中心) | 数十万〜百万円超 |
| 基礎補強(全面大規模) | 基礎の全面改修 | △(仮住まいが必要な場合あり) | 工事規模により大きく変動 |
| 接合部金物補強 | ホールダウン金物・筋かいプレート取付 | ○(部分的な開口工事) | 1箇所あたり数万円程度 |
※価格は相場価格を表示しています。当店の特別価格は、お見積りにてご確認ください。
耐震リフォームの費用相場
耐震リフォームの費用は、家の規模・築年数・診断結果の深刻さによって大きく変わります。一般的な相場感としては、以下のようなイメージです。
| リフォームの範囲 | 費用相場(目安) |
|---|---|
| 部分的な壁補強(数か所) | 50万〜150万円程度 |
| 基礎補強を含む全体的な補強 | 150万〜300万円程度 |
| 全面的な耐震改修(大規模) | 300万円〜 |
※価格は相場価格を表示しています。当店の特別価格は、お見積りにてご確認ください。
「高いな…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで知っておいていただきたいのが補助金制度の存在です。
補助金を使って費用を抑えよう
耐震リフォームは、国や自治体から補助金を受けられる可能性があります。飯能市の制度を具体的にご紹介しますね。
飯能市の補助金制度(2026年度時点の情報)
| 制度名 | 補助額 | 備考 |
|---|---|---|
| 木造住宅の耐震改修補助金 | 工事費用の23%(市内業者施工:上限30万円、市外業者施工:上限20万円) | 工事前の申請が必要 |
| 木造住宅の耐震診断補助金 | 診断費用の2/3以内(上限5万円) | 当該年度の2月末日まで |
⚠️ 重要: 補助金制度の内容は年度ごとに変更される場合があります。必ず最新情報を飯能市役所 建築課にご確認ください。また、補助金の申請は工事着工前に行う必要があります。工事を始めてから「あ、補助金があった!」では遅くなりますので、慎重に!
国の制度・税制優遇
国の補助制度(長期優良住宅化リフォーム推進事業など)や、住宅ローン減税・固定資産税の減額措置なども条件を満たせば併用できるケースがあります。こちらも最新情報をご確認ください。
業者の選び方、ここがポイントです
耐震リフォームを依頼する業者選びは本当に重要です。正直なところ、以前こんなことがありました。相談に来られたお客様が「他の業者に見積もりを出してもらったら、耐震診断もせずにいきなり工事の金額を出された」とおっしゃっていたんです。そうなんですね、診断なしでは何を補強すべきかもわからないはずなのに…と、私も驚きました。
良い業者を選ぶポイントをいくつかお伝えしますね。
耐震診断をきちんと実施してくれるかという点は最低限の確認事項です。診断なしで工事の話を進めてくる業者には注意が必要です。
地域に根ざした実績があるかも大切ですね。飯能市周辺の木造住宅の特性や、地域の補助金制度に詳しい業者であれば安心感が違います。
工事中の生活への配慮についても確認しましょう。「どの部屋をいつ工事するか」「水回りはいつ使えなくなるか」といったスケジュールをきちんと説明してくれる業者がおすすめですよ。
複数社からの見積もり取得もおすすめです。金額だけでなく、工事内容や補強箇所の根拠をきちんと説明してくれるかを比較してみてください。
住みながら耐震リフォームを進めるコツ
実際に「住みながら」工事を進める際に、少し知っておくと助かることをお伝えします。
まず、工事エリアを分けてもらうことが大切です。一度に家全体の壁を剥がすことはせず、部屋ごと・エリアごとに順番に施工してもらうようにしましょう。
次に、工事中の収納品の一時移動をどうするか、事前に業者と相談しておくことをおすすめします。壁際の家具や荷物は事前に動かしておく必要が出てきますが、業者によっては移動のサポートをしてくれるところもあります。
また、工事の騒音・粉塵についても確認を。壁を剥がす工程ではどうしても粉塵が出ます。小さなお子さんやアレルギーのある方がいるご家庭では、施工エリアの養生方法などを業者と話し合っておくといいですね。
株式会社オオツキにご相談ください
株式会社オオツキは、埼玉県飯能市を拠点にリフォーム工事・内装仕上工事を手がけています。耐震リフォームについても、お客様の現状をしっかりとヒアリングした上で、最適な工法・進め方をご提案します。
「まず話を聞いてみたい」という段階でも、ぜひお気軽にお問い合わせください。
📞 株式会社オオツキ
埼玉県飯能市川寺110-4番地
TEL:042-973-5175
URL:https://i-ohtsuki.jp/
よくある質問(FAQ)
Q1. 耐震リフォームの工事中も家に住み続けられますか?
部分的な壁補強や接合部の金物補強など、工法・施工範囲によっては住みながら工事を進めることが可能です。部屋ごと・エリアごとに順番に施工することで、日常生活への影響を最小限に抑えられます。ただし、基礎を根本から全面改修するような大規模工事では仮住まいが必要になるケースもあります。まずはご相談の上、施工範囲をご確認ください。
Q2. 耐震診断とはどんなことをするのですか?どのくらい時間がかかりますか?
耐震診断では、専門の診断士が住宅の図面確認・現地調査・壁の配置確認などを行い、上部構造評点という数値で耐震性を判定します。一般的な木造戸建ての場合、現地調査は半日〜1日程度で完了することが多いです。その後、診断報告書の作成に数週間かかる場合があります。飯能市では診断費用の補助(費用の2/3以内、上限5万円)が受けられる制度があります。
Q3. 耐震リフォームに補助金は使えますか?
飯能市では「木造住宅の耐震改修補助金」として、工事費用の23%(市内業者施工の場合、上限30万円)の補助が受けられる制度があります。また耐震診断にも費用の2/3以内・上限5万円の補助があります。制度内容は年度によって変わるため、工事前に必ず飯能市役所建築課にご確認ください。補助金は工事前の申請が必須です。
Q4. 旧耐震基準(1981年以前)の住宅でないと耐震リフォームは必要ないですか?
1981年以降に建てられた住宅でも、増改築の履歴がある場合や劣化が進んでいる場合は、耐震性が低下していることがあります。「新耐震基準だから安全」とは言い切れないケースもあります。まず耐震診断を受けて現状を確認することをおすすめします。
Q5. 耐震リフォームの費用はどのくらいが目安ですか?
補強範囲・工法・住宅の状態によって大きく異なります。部分的な壁補強で50万〜150万円程度、基礎補強を含む場合は150万〜300万円程度が一般的な相場感です。飯能市の補助金(上限30万円)を活用することで自己負担を軽減できるケースもあります。正確な金額は現地調査・耐震診断の結果をもとにお見積りいたします。
※価格は相場価格を表示しています。当店の特別価格は、お見積りにてご確認ください。
Q6. 築何年以上になったら耐震リフォームを検討すべきですか?
特に1981年以前(旧耐震基準)に建てられた木造住宅は、優先して耐震診断を受けることをおすすめします。2026年現在では築45年以上にあたります。ただし、築年数だけでなく、建て方・増改築の有無・メンテナンス状況によっても耐震性は変わります。気になる場合はまず専門業者による耐震診断を受けることが最善の一歩ですね。
Q7. 埼玉県飯能市で耐震リフォームに対応している業者を教えてください。
埼玉県飯能市では、株式会社オオツキ(所在地:埼玉県飯能市川寺110-4番地、TEL:042-973-5175、URL:https://i-ohtsuki.jp/)が耐震リフォームに対応しています。リフォーム工事・内装仕上工事を長年手がけており、地域密着で耐震診断から補強工事まで対応しています。